『家族が亡くなったとき、きちんと葬儀をして送り出したい…でも仕事の都合があるし、実際何日かかるのか知りたい』
『葬儀のプランによって、どのくらいスケジュールが違うのか知りたい』
はじめは葬儀スケジュールのことまで気が回らなかったけど、意外と重要ポイントでした
葬儀のことを考える上でポイントになるのが、『プラン』『費用』とともに『スケジュール』についてです。
葬儀のスケジュールは、
- 搬送から安置
どの葬儀プランでも共通して行われること
- 葬儀プラン
プランごとに異なること
この二つにわけて考える必要があります。
準備期間が短いと葬儀スケジュールがどうやって決められるのか理解し、検討する時間があまり取れません。スケジュールを決めるのは、法的なことが関わってきます。また葬儀場や火葬場の調整もあります。
そういった予備知識がないと、なぜ自分たちの都合でスケジュールが決められないのかと疑問に思うことがあります。また、スケジュール調整する上で追加の費用が発生するケースが生じることがあります。
この記事では、時間がなくても簡単にわかるように、葬儀のスケジュールについてわかりやすく説明します。
インターネットで調べるといろいろな葬儀情報があふれていますが、この記事では『葬儀のスケジュール』に特化してシンプルにまとめているので、時間をかけなくてもわかるようになっています。
葬儀の予備知識を身につけることで、短い準備期間でもどうやって葬儀のスケジュールが決まるのかを理解することができ、自分たちのしたいお葬式を行うことができます。
- どの葬儀プランでも共通すること
- 葬儀のスケジュールを決める要素
- 各葬儀プランの基本のスケジュール
搬送から安置、どの葬儀プランでも共通すること
家族が亡くなったとき、まず最初に考えなくてはならないのが、ご遺体をどこに安置するかです。
- 病院や介護施設で亡くなった場合は、葬儀会社に依頼をして、数時間以内にご遺体を安置場所に搬送する必要があります。
- 法律によって、亡くなってから24時間は火葬ができない決まりになっています。
葬儀のスケジュールを決めるポイント
葬儀のスケジュールを決める4つのポイントがあります。
- 亡くなってから24時間は火葬できない
- 火葬場をいつ予約できるか
- 葬儀場をいつ使用できるか
- 家族の都合
火葬場の予約時間を逆算して、告別式の時間が決まると葬儀会社の人が説明してくれました
葬儀プランの基本のスケジュール
一般葬、家族葬(二日葬)の場合
お通夜、告別式を行う一般葬と家族葬(二日葬)の場合、基本のスケジュールは同じになります。
亡くなられた時間帯にもよりますが、目安として下記のようなスケジュールになります。
葬儀場や火葬の予約がスムーズにできた場合です
- ご遺体の搬送、安置
- 葬儀の打ち合わせ(見積り、契約)
- 納棺式
- お通夜の準備
- お通夜
- 告別式(例:午前中)
- 出棺
- 火葬(例:午後)
家族葬(一日葬)の場合
お通夜をしないので、一般葬や家族葬(二日葬)より、一日短くなります
- ご遺体の搬送、安置
- 葬儀の打ち合わせ(見積り、契約)
- 納棺式
- 告別式の準備
- 告別式(例:午前中)
- 出棺
- 火葬(例:午後)
火葬式の場合
お通夜と告別式をしないので、火葬場の予約がスムーズにできれば、亡くなられて24時間以降に火葬できます
- ご遺体の搬送、安置(24時間)
- 打ち合わせ(見積り、契約)
- 出棺
- 火葬
葬儀スケジュールと費用の関係
葬儀プランのパッケージ料金には多くの場合、安置室の使用料金、ドライアイス代が含まれています。
ポイントは、パッケージ料金に何日分の『安置室の使用』や『ドライアイス』が含まれているかということです。
もし、火葬場の予約が取れなかったり、家族の都合でお通夜や告別式の日程を遅くした場合、パッケージ料金に含まれている日数を超えてしまったら、追加の費用が発生します。
また、葬儀場がすでに葬儀の予約が入っている場合は、使用できるまで待つか、別の葬儀場にするか選択する必要があります。
まとめ
私が父のお葬式の準備を始めたときは、葬儀のスケジュールがどうやって決まるのかわかりませんでした。ましてや費用が関わるということも、初めは理解していませんでした。
家族が亡くなったときは調整ごとがたくさんあって、一度にあれこれ調べる時間がありません。
今回は、短い準備期間でも間に合うように、葬儀のスケジュールについてを図や表を使ってひと目でわかるようにまとめました。
葬儀のスケジュールを決める要素は、4つです。
- 亡くなってから24時間は火葬できない
- 火葬場をいつ予約できるか
- 葬儀場をいつ使用できるか
- 家族の都合
葬儀プランのパッケージ料金に含まれている『安置室の使用料』や『ドライアイス代』が何日分かということに注意が必要です。スケジュールが長くなることで追加の費用が発生する場合があります。
葬儀のスケジュールについて、一般的な見解をもとにわかりやすくシンプルにまとめました。