私が父の葬儀の準備を始めたときに一番悩んだことは葬儀場選びでした
葬儀場とセレモニーホール、斎場の違いって何?
そもそも葬儀場を使う必要があるの?
葬儀のことを調べていると、なんとなく聞いたことがあるけど正確には知らない疑問が次々とわいてきます。
実は、葬儀場選びは葬儀会社を選ぶのと同じくらい重要なことなのです。
なぜなら、『どこで』『どのような』お葬式をするのかというメインテーマが、葬儀場によって決まってしまうからです。葬儀場によっては希望のプランができないことや、葬儀会社が選べないことがあります。
この記事では、初めてお葬式を行う人が葬儀場選びに失敗しないように、事前に葬儀場を決めておくメリットについてわかりやすく解説します。
事前に葬儀場を探すメリット
- お葬式のプランについて考えをまとめることができる
- 葬儀場の見学ができる
- 葬儀会社と事前に相談、打ち合わせができる
葬儀場とはどんなところ?
葬儀場というのは『通夜、告別式をする式場』です。
斎場、セレモニーホールとも呼ばれています。もちろん自宅で葬儀という方は必要ありませんが、今は多くの家庭が核家族であること、そして住宅事情の理由から葬儀場を使用して葬儀をすることが主流となっています。
葬儀場は公営と民営があります。ここでは主に民営の葬儀場のことについて説明しています
葬儀場を選ぶポイント
通夜や告別式を行う場合、葬儀場探すポイントは3つあります。
- 家の近くの葬儀場を探す
- 葬儀場の規模(広さ)で探す
- 葬儀会社の紹介された中から探す
1.家の近くの葬儀場にするメリット
実際に葬儀を行うときは、何度も葬儀場に通うことになります。
うちの家族葬(二日葬)の場合は、下記の通りでした。
私たちは実家に車がなかったので、歩いて行ける近くの葬儀場を選びました。当初はそこまで深く考えず決めたのですが、結果的にこれが正解でした。喪主である高齢の母の移動の負担が少なくすみました。
もし家から離れた葬儀場だったらタクシー代など別途費用がかかっていたので、近所の葬儀場を選んだことで経費の節約になりました!
2.葬儀場の規模を知るメリット
どんなお葬式にしたいか考えがまとまれば、大まかな参列人数の計画ができます。10人くらいの家族葬にしたいのか、50人以上の盛大な葬儀にしたいのかでは、借りられる葬儀場が異なります。
最近は家族葬を貸し切りで行う小さな葬儀場も増えてきました。他の葬儀と重ならないので身内だけで気兼ねなくお葬式を行うことができます。こういった式場は収容人数にもよりますが大規模な葬儀ができないことがあります。
葬儀場によっては広さの違うホールを併設しているところもあります。
お葬式のプランを事前に検討することによって、葬儀場の候補を早い段階でピックアップすることができます
3.葬儀会社から紹介してもらうメリット
葬儀会社によって借りられる葬儀場が決まっています。葬儀会社の自社で持っている葬儀場、または葬儀会社が契約している葬儀場の中から、希望するエリアとプランに合ったものを選びます。
地方によってはエリアを絞ってみると意外と選択できる葬儀場が少ないと感じることがあるかもしれません。
葬儀場選びで迷っている場合は、葬儀会社から紹介された中から選ぶため自分で探す手間がはぶけます。
先に葬儀会社を決めると楽なことも!
葬儀場の見学はできる?
葬儀場の候補が決まったら、式場の見学の予約を取ることをおすすめします。葬儀を行っていない日程であれば、ほとんどの葬儀場で見学ができるはずです。
葬儀会社を決定する前に、葬儀場の見学するのことがポイントです。
もし自分たちの思っているような葬儀場ではないと思った場合は別の式場に変更したり、初めから複数の葬儀場を見学したうえで決めるということもできます。
事前に準備することで、いろいろな選択肢が増え、自分たちの納得のいく葬儀場選びができます。
もちろん、葬儀まで『時間があれば』という前提です。切羽詰まっていれば見学する時間もありません…
見学のチェックポイント
チェックポイント | チェック内容 |
---|---|
雰囲気 | 外観、式場内の明るさや広さ。古さを感じないか |
・祭壇 | サイズ感や華やかさ |
・安置室 | 部屋数 |
清潔感 | 式場内、トイレ、控室など |
規模 | 式場の収容人数 |
式場のタイプ | 貸し切りか、複合タイプか |
設備 | バリアフリー、エレベーターの有無 |
式場内のサービス | 宿泊可能か。別途サービスがあるか |
駐車場 | 駐車台数 |
公共交通機関 | 場所がわかりやすいか |
葬儀会社と事前の打ち合わせはできる?
正式に依頼する前に葬儀会社と打ち合わせすることをおすすめします。自分たちの葬儀プランが大体決まっている場合、その葬儀会社でどんなことができるか、またできないか、具体的に相談ができます。
対面での相談をおすすめる理由
葬儀会社に質問や確認したいことなどがあれば、メール、電話、予約して打ち合わせする、いずれかを選ぶことができます。資料請求はメールや電話でもかまいませんが、相談は実際に葬儀を行う葬儀会社の担当者と対面で会うのをおすすめします。それは担当者の応対でどんな社風の葬儀会社かわかり、その会社の印象や雰囲気が伝わるからです。
会って話をすれば、初めてのわからないことだらけの葬儀で親身になって対応してくれる会社かどうかわかるはずです
また葬儀場を案内してもらうときに、葬儀プランの内容と費用について大まかな見積りの判断ができる担当者と打ち合わせをおすすめします。
まとめ
葬儀場選びは葬儀会社を選ぶのと同じくらい重要なポイントです。だから、失敗したくないと誰もが思っています。それは事前に準備を進めることで解決できることがあります。
時間があるということは、
- 葬儀場の見学ができる
- 葬儀会社の担当者に疑問やわからないことを事前に相談するができる
余裕をもって情報収集できるというメリットがあります。
初めてのお葬式だからこそ事前の情報収集が重要になります。