初めてのお葬式では、ネットやテレビで流れている情報が多すぎて何をどうやって判断すればいいのかわからない、そんな悩みがたくさんあります。
その中でもCMやチラシでよく見かけるインターネットの葬儀会社と地元の葬儀会社とどう違うのか、という素朴な疑問があります。
葬儀業界って未知の世界。知らないルールやしきたりとかありそうで不安。。。そもそも葬儀会社って、どんな種類があるの?
今回は、葬儀会社についてどんな種類があって、どうやって選んだらいいのかをポイントをまとめて解説します。
- 葬儀会社の4つの種類
- ネットの葬儀仲介会社と専門葬儀会社を比べてみる
- 葬儀会社を選ぶポイント
葬儀会社にはどんな種類があるの?
お葬式をする際に、まず決めなければならないのが葬儀会社です。今は葬儀社といっても様々な形態があります。
電話やネットで問い合わせをしたところが葬儀会社と思っていませんか?もちろん葬儀社に直接連絡している場合もありますが、実は葬儀の仲介会社が窓口だったということもあります。
それぞれの特徴を知っておくことで、お葬式の依頼がスムーズに進み不安の解消につながることと思います。
どこに頼むのがいいの?
私たちのイメージ通りのお葬式になるのか知りたい
専門葬儀会社
一般的に葬儀社、葬儀屋として知られているのがこの事業者です。葬儀に関わることすべてをお願いできる葬儀サービスの提供を専門に行っています。
専門葬儀会社の規模は、全国展開をしている大規模な会社もあれば、限定エリアを専門としている会社、また地域密着の会社など様々です。
自社で葬儀場(斎場)を持っている事業者と持っていない事業者があります。
ネットの葬儀仲介会社
インターネットなどを窓口にして、全国の葬儀の受付けをしています。全国一律の葬儀プランと費用を設定していて、わかりやすい料金体系になっています。
葬儀の申し込みがあった後に、希望のエリアで提携している葬儀会社を紹介するサービスです。
葬儀仲介会社は自社で葬儀は行っていません。実際の葬儀の運営は提携している葬儀会社の中から選ばれた事業者が行います。
上記で説明した専門葬儀会社がそれぞれの地元で提携しているケースがあります。
冠婚葬祭互助会
『互助会』と呼ばれる葬儀会社は、冠婚葬祭でかかる費用のために毎月会費を積み立てて、婚礼や葬儀のサービスを受けることができる会員制のシステムです。
葬儀が必要になったときには、積み立てた掛け金を葬儀費用に充てることができ、会員価格でサービスを受けることができます。ただし掛け金だけで葬儀のすべての費用がまかなえるわけではないので、どのプランでいくら必要なのか確認しておくことをおすすめします。
母が互助会に入っていたけど、システムがよくわからず。結局、調べる時間がなくて利用しませんでした。互助会を使うときには余裕をもって調べることをおすすめします
協同組合系
JA(農業協同組合)、生協(生活協同組合)が、組合員向けのサービスとして葬儀事業を行っています。
JAや生協が、窓口になり葬儀の受付けをします。地元の専門葬儀会社と提携して葬儀を行っていますが、独自に葬儀のサービスを提供する組合もあるようです。個人で直接、専門葬儀会社に依頼するよりも安い費用で利用できます。
ただし組合員と非組合員では価格が異なります。
JA、生協ともに事業者ごとにプランやサービスの違いがあるので、事前に確認することをおすすめします。
専門葬儀会社とネットの葬儀仲介会社を比べてみる
一番の悩みどころは、ネットで頼む葬儀仲介会社と地元の葬儀会社とどっちがいいのかということ……
専門葬儀会社とネットの葬儀仲介会社の共通点
専門葬儀会社やネットの葬儀仲介会社は、どの会社も『一般葬』『家族葬』『一日葬』『火葬式』『直葬』など選べる葬儀プランがあり、パッケージ料金を設定しています。
- 『ネットの葬儀仲介会社』では全国一律のプランと料金設定になっています
- 『専門葬儀会社』ではそれぞれの地域に合わせたの独自の特色を持ったプランの対応もあります
それぞれ会社のパッケージ料金は基本ベースになるので、参列者数、オプションの追加で変更になります。
ネットの葬儀仲介会社の場合
ネットの葬儀仲介会社に葬儀の依頼をする場合、窓口はその葬儀仲介会社のオペレーターになります。
葬儀の見積り、契約、請求は葬儀仲介会社が行い、支払いも葬儀地仲介会社になります。
実際に葬儀を実施、運営するのは、葬儀仲介会社と提携している地元の専門葬儀社が行います。
もしクレームなどがある場合は、葬儀仲介会社にします
ネットの葬儀仲介会社を利用した場合の一例
- ネットか電話で請求
- プランと費用の検討
- 使用する葬儀場の検討
- 地元の葬儀会社と合わないようであれば、葬儀仲介会社に申し出る
- 最終の見積りと契約
- 請求書は葬儀仲介会社から届く
- 葬儀仲介会社に支払う
専門葬儀会社の場合
専門葬儀会社に葬儀を依頼する場合、窓口、葬儀の見積り、契約、葬儀の実施など葬儀に関することは、その専門葬儀会社が行います。
自社で葬儀場を持っている事業者もありますが、そうでない場合は使用できる葬儀場を紹介してもらうことになります。
専門葬儀会社を利用した場合の一例
専門葬儀会社のメリットは、地元でよさそうな葬儀場を見つけた場合、その式場を所有している葬儀会社に直接、問い合わせることができます。
もちろん、資料請求をして、打ち合わせした後に葬儀場を選ぶこともできます。
葬儀会社を選ぶポイント
どの種類の葬儀会社でも共通するチェックポイントは、
- 信頼できるか
- 対応は親切か
- 料金体系や説明がわかりやすいか
- アフターフォローがあるか
実際に葬儀を行う事業者(スタッフ)がどんな人たちかということが最も重要なので、見極めることは難しいですが、事前に対面での打ち合わせをすることをおすすめします。
ネットの葬儀仲介会社を選ぶポイント
葬儀仲介会社は、地方、地域で提携している葬儀会社が限られています。まず、地元でどこの葬儀場が使用できるかが大きなポイントになります。地域によっては、選べる葬儀場が少なかったりするので事前の確認が必要です。あまりにも場所が離れていたり不便な場合は、別の葬儀仲介会社を検討する必要があります。
ネットで申し込めるから、気軽に資料請求できる
専門葬儀会社を選ぶポイント
地元の専門葬儀会社は、その地域や個別の事情への細かい対応を期待できます。
また近くの葬儀場を見つけて、そこから葬儀社に申し込むということもできます。
利用した人の評判や口コミなど知っていたりすると選びやすいかも
まとめ
葬儀会社の種類は大きく4つにわかれます。
- 専門葬儀会社
- ネットの葬儀仲介会社
- 冠婚葬祭互助会
- JA・生協などの協同組合系
このブログでは、一般的に初めてのお葬式をする家族に向けて発信しているので、会員・組合員対象の葬儀ではなく、『専門葬儀会社』『ネットの葬儀会仲介会社』をメインにわかりやすく解説しています。
葬儀会社を選ぶポイントは、
- 簡単にまとめて葬儀プランやパッケージ料金でネットで手配したいという場合は、『ネットの葬儀仲介会社』
- 地元の葬儀会社にあてがある、または葬儀場を見つけてあるという場合は、『専門葬儀会社』
最終的には、実際にお葬式を行ってくれる事業者(スタッフ)がどんな人たちかということです。
信頼できるのか、説明はわかりやすいか、親切な対応か……など、見極めることは難しいですが事前に対面での打ち合わせをすることをおすすめします。